雫- sizuku Series - おいしそうな”グラス - Glass -Aritayaki-Nishi Takayuki

やわらかな磁器のグラス

ほどよいマット感の、白くなめらかな肌。
深いふかい空色の釉薬のながれ。

世に陶磁器のグラスはいくつもありますが、
やきものの聖域のひとつ「有田」から
こんな「有田のいま」な磁器、見つけました。

ふんわりポップだけど、
なんだか凛とした白。
釉薬のやさしい色はとろりと
なんだか飴みたいでおいしそう。

ひとつもおなじものがない
このかたち、この優しさ。
火や釉にさからわず
自然のながれをより意識したやきもの。

まいにちのなかに取り入れたい優しさです。

飲むこと  -  しっとりの手ざわり ・ 口ざわり

有田焼の系流をつたえるような白い磁器の肌。
りん、と焼きしめられて、しっとりなめらかで
すべすべです。

釉薬は、磁器ときってもきれない、
古代中国の青磁器でおなじみの「青磁釉」。

のみくちの釉は、冷たいものも
熱いものもやわらげて
やさしく口元にあたります。

炎と遊んで生まれました「ゆらぎ」いろいろ

釉のしずく。
竃のなか、炎のいたずらで生まれる風合い。
sizukuシリーズのやさしさの秘密は、自然のやさしさでもあります。

いろんな釉の表情

いろんな釉の表情

雨のしずくのように自然の流れ。制作の過程で流れていく釉薬のおもしろさ。
ひとつひとつに個性があります。

火色の風

火色の風

釉薬と生地の間に別の色が入ることがあります。これは、火色という「萩焼」などでおなじみの現象で、汚れ等ではありません。
sizukuシリーズはこの火色をサンドペーパーで磨きますが、様子によっては作家の判断ですこし残すこともあります。

*ひとつひとつのゆらぎを、オンリーワンとして長くお楽しみ頂ければ幸いです。

夏も冬も マイグラス

夏のひんやりビールはひんやりと、
氷をうかべたハイボールもすてき。
冬は、熱い焼酎や
人肌温度の日本酒で風流に。

もちろん、
炭酸ジュースはしゅわしゅわ涼しげだし、
コーラは色も似合いそう…。

麦茶をお出しすれば
おもてなしの主役級。

さあ、なにをそそいであげましょう。
飲みものを選ばず
どんなシーンにもいそいそマッチする
うれしいマイグラスになりそうです。

夫婦の記念日に、
新婚のお祝いに 

いま、百貨店などでも注目。
有田発の新進作家・西さんの品は、
ギフトにも人気です。

ほどよいモダンさと、りんとした佇まいで
どんな年齢のどんなスタイルのお2人にも、
ほっこりなじんでくれます。

- Message -
「雫のショットグラスは吟醸、ビアグラスでハイボールを最近よく飲みます」

雫シリーズは、夏に冷たいものを飲んだりするのはもちろん、いつでも「涼」を生活のなかで感じてもらえたら
なと思います。
自分はお酒によく使います。ショットグラスは吟醸、ビアグラスでハイボールを最近よく楽しんでいます。

雫シリーズって、青磁釉の研究をしている中で生まれたんですよ。
青磁の青って、肌に釉薬を厚くかければかけるほど、
青色がきれいに深まっていきます。でも、普通の釉薬は厚くかけると
ちじれたり、はがれたりします。
作るなかで釉が流れるものが出てきて、初め振り向きもしなかった
んですが、よく見ればその表情がおもしろく、
それを生かして作品にしました。釉の流れを表情として表現する
焼物は昔からあって、そういう作品や釉薬の表現は
もともと好きだったというのもありますね。

私は、焼物全般に魅力を感じますし、伝統陶芸・現代陶芸なんでも興味があります。
土地の土や、釉薬・焼成による変化の特性、どれも魅力が尽きないですね。
そしてもし、人と器の関わりを一言でいうなら「とても身近で欠かせないもの」でしょうか。
私の作った器が皆様の生活を彩る事が出来たら幸いです。

2013年10月〜 独立支援公房「赤絵座」にて作陶中
2013年3月   有田窯業大学校 助手退任
2012年12月  佐賀大学『ひと・もの作り唐津』プロジェクト卒業
2011年4月   有田窯業大学校 助手就任
2011年3月   有田窯業大学校専門課程陶磁器科卒業
2008年3月 福岡大学工学部建築学科卒業
1984年8月 生まれ

第111回九州山口陶磁展 熊本放送賞受賞

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