【ソーサー】 環窯 たまきがま / 【トルコ釉】【ギフト】

クラフト&ホームコラム
【作家さんインタビュー】 2019.1.28

仙台市在住の陶芸家「環窯(たまきがま)」の窯主 高橋 聡さん

トルコブルーの色合いが美しい「環窯(たまきがま)」の器。
手作りならではの様々な青の出方に魅了されてしまうSTARRYのお客様も多いんです!!
今回は、作り手である環窯の窯主 「高橋 聡」さんにお話を伺いしました。
◯青色が美しいと評判の環窯さんの器ですが、 作られたきっかけは何ですか?

環窯の青は「トルコブルー」という釉薬を調合して使っています。
私は、仙台の大学を卒業後、京都にある陶芸の専門学校へ通っていたのですが、
釉薬の授業で銅の発色について学ぶ機会がありました。
銅を用いた釉薬は焼き方や調合の具合で、緑・赤・青など様々な変化をします。
この変化が興味深く、自分の工房を持つことができたら 銅の釉薬を使いたいと思っていました。



Qコンセプト等ございましたら、意図もあわせてお教え下さい。

環窯の「環」という漢字は『巡る、囲む、回る』などの意味があります。
また、循環、環境などまるくつながる意味合いの言葉にも使われています。
普段から人とのつながりや調和を意識したものづくりを心掛けています。


Qここは苦労した、こだわっている点など
制作裏話などありましたら、ぜひお教え下さい。

トルコ釉が流れやすいことです。
窯の火が強いと釉薬が流れて商品として出すことができなくなります。
釉薬の厚みと火加減が重要です。
私にとって緊張感をもって臨む作業です。



Q STARRYでは、オリジナルのペット用フードボールも制作して頂きましたが、
試行錯誤した点や、こだわっている点などありましたらぜひ教えてください。

フードボウルを制作するにあたって、実際に我が家の犬(柴犬)が使ってみたり、
人がシンクの中で洗いやすいかなどの
サイズ感を試行錯誤し、上下で分かれるセパレート形に至りました。

また、ペット用なので安定感と重さのバランスが難しいと感じました。
軽すぎては安定感がなく使っていて倒れたりしないかなど不安になりますが、
重く作れば今度は飼い主さんが洗う時に使いずらくなってしまうので
重すぎず軽すぎない丁度いい重さにこだわりました。



Q最近の活動内容についてよろしければお教えください。

主に東北のクラフトフェアに出展しています。
2018年はワークショップがメインのイベントにも参加し、
販売だけではなくお客様と一緒に制作させていただきました。

仙台では、秋保クラフトフェア手ん店や杜の都クラフトフェア
やきものフェアin宮城などや、県外では岩手のCRAFT市や福島のソライチ、
青森クラフトフェアA-lineなどにも出店しました。



Q今後の展開や次のシリーズを制作する予定はありますか?

まだ予定というほどではないのですが、銅を使った釉薬の色展開を 増やせたらと思っています。


Q最後に、ユーザーの皆さんへのメッセージ等ありましたら
ぜひご自由にお願いいたします。

普段の生活をちょっと豊かな気持ちで過ごせるようなものを作りたいと思っています。
私は近所で買ったフロランタンをお気に入りの小皿に乗せて
家族と一緒に食べる時間がとても好きです。
ささやかですが、豊かな時間だと感じます。
手に取って下さったお客様の豊かな時間に、環窯のうつわを使っていただけるとうれしいです。
また、こんなうつわが欲しいというご要望があればぜひお声がけください。
1点からお手伝いさせていただきます。

環窯さんでは、仙台の宮千代にある工房で陶芸教室も開催しています。
体験コースと本格的に陶芸をやってみたい方への月4回コースがあり
陶芸体験をしたい方におすすめです。気になった方は環窯のfacebookチェック!


▼トルコ釉が美しい環窯さん商品はこちらからお買い求め頂けます。

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