南部鉄器 鉄瓶兼用急須 スワローポット 0.6L
「燕みたいだね」妻の言葉から始まった鉄瓶
南部鉄器のイメージを変えたい。
たくさんの人に鉄瓶の可能性を感じて、手にとって欲しいという願いから、「南部宝生堂 及富」6代目の次男にあたる菊地章さんが昭和後期にデザインした鉄瓶がこのスワローポットです。
開発当初、菊地章さんの妻が「燕みたいだね」とこの鉄瓶を見て言ったことからスワローポットと名付けられました。
時代を超え復刻した名作。
この鉄瓶が発表された時代はまだ南部鉄器は伝統的なスタイルが主流。
それもあってかお客様からなかなか受け入れてもらうことができずにスワローポットは廃番となりました。
それから30年を超える歳月を経て、生活様式は変化しました。
今だからこそスワローポットは評価されるのではないか。そう感じ2020年にSNSで紹介。スワローポットは時代を超える名作として大反響を呼び、復刻生産と至ったのです。
岩手県を代表する秀衡塗の「木の摘み」
長い歳月を経て復刻に至ったスワローポットは、そのままオリジナルを再現するだけではなくグレードもアップしております。
摘みの仕上げに、岩手県を代表する伝統工芸品の一つ、秀衡塗(漆器)の丸三漆器工房による拭き漆仕上げを施しています。
通常、鉄瓶の摘みは一体型の鉄で作られているため熱くなりますが、木製の摘みを採用することにより触っても熱くなりにくい工夫をしました。
また、漆は防水効果にも非常に優れているので安心です。
商品仕様表 |
材質 |
鉄鋳物 |
容量 |
約0.6L |
径 |
注ぎ口から持ち手の先まで 約25cm
底の直径 約11.5cm
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高さ |
約9.5cm |
重さ |
約1.3kg *1つずつ型に流しこむ鋳物ですので多少の誤差がございます。仕上がりの風合い等に差はございません。 |
加熱 |
ガス火…可◯・IH…可◯
(IH機種、年式によって反応しない場合もあります。メーカーにお問い合わせください。) |
制作 |
南部宝生堂 及富(岩手県奥州市水沢) 創業嘉永元年1848年 |
●創業以来約170年の技で、ひとつずつ鋳型から作り、内側は高温焼入れで鉄に皮膜を作る昔ながらの品です。
●イオン化され体に無理なく吸収されやすい鉄が少しずつお湯に溶け出し、南部鉄器ならではの鉄分補給効果も期待できます。お湯がとろりとお茶やコーヒーを美味しくするのも魅力。
●鉄は良質な鉄を厳選し、可愛がれば何十年でもお使いいただける品です。経年変化していく上質な鉄肌の「侘び寂び」の風合いにさらに愛着がわきます。
●鉄瓶には取扱説明書つき。南部鉄器に憧れるけど使い方やお手入れが気になる方にも安心。末永く楽しんで頂ければ幸いです。
*持ち手部分が熱くなるため、キッチンミトンなどを必ずご使用ください。
*使用後は余熱や弱火などで完全に乾かして収納してください。錆の原因になります。
*内側は、決して指やスポンジ等で触れないようにしてください。鉄の皮膜が劣化し悪い錆の原因になります。
*使用後まもなく内側に赤錆のような点が広がりますが、南部鉄器特有の性質です。湧かしたお湯が透明ならば健康等にも問題なくご使用いただけます。
※つまみ部分は空焚きなどをしますとネジで固定しているため熱が加わりすぎて割れることもありますのでご注意ください。
※手作業の為、つまみの色が写真見本と異なる場合がございます。