日本の色褪せない「ものづくり」
北欧ものかと思いきや?じつは日本製。
今は絶えた幻の「根本焼」デザインを現代ふうに復刻した
「マサムラクラフト」の「ルート」シリーズです。
琺瑯っぽく見えてマットな白地。かすかな濃淡にゆらぐ釉薬。
洋食むき?いえいえ、いつもの和食もグッと引きたつすぐれものです。
ほっこりの相棒、マグカップ。ワンプレート料理に
そそられる大皿。肉じゃがも決まるボウル。今日は
なに食べよう、明日は?創作気分のおもむくままに♪
ワイワイ♪モグモグ♪
食卓に凛とした花が咲きます
色とりどりの豪快盛りサラダも
いい香りのするふんわり焼きたてパンも。
シャン、と器に盛られたら
楽しい食事時間のはじまり♪はじまり♪
「マサムラクラフト・ルートシリーズ」の
食卓は、なぜか、懐かしさと温もりがふんわり。
大皿料理を揃いの小皿で食べるだとか、
北欧風に見える器は、日本の食スタイルに
よく合います。さすが復刻デザインです!
伝統の根本焼の図案を手描きで起こしています。
美しい根本焼の「根」のモチーフにしたデザインと
masamura craftのMの抽象モチーフが、
幾重にもくるりと華やかにフチを囲み、
食卓においしい彩りをそえてくれます♪
歴史ある「根本焼」の意匠や技術を引き継ぎながら、
昭和23年創業の歴史のある正村製陶所で製作されている食器。
飽きのこない清潔感のあるデザインと使い勝手の良いようにサイズ分けされた器は、
これから新しい生活のはじまりに、結婚祝いやお引っ越し祝いなどお祝い事の
プレゼントにもピッタリです♪
日常使いや特別な日、お客様のためにも、
Rootシリーズが、日々生活に寄り添いながら、食卓を温かく彩って行く事でしょう。
◆幻の「正村製陶所」のやさしい食器
「masamura craft」を製造する「正村製陶所」は、日本有数の食器生産地である岐阜県多治見市根本町で昭和23年(1948年)に創業しました。
当初は屋根瓦の窯元でしたが、時代に流れとともに多治見市滝呂町の地場産業である磁器製海外輸出用の椀皿(カップ&ソーサー)の生産にシフト。薄手作り、焼成に関してもノウハウを必要とする椀皿の生産で磨かれた技術は、プレートやボウルといった食器にもいかされています。
正村製陶所は職人がひとつひとつ手で成形し、絵柄を描くというこだわりを持って食器作りを行ってきましたが、時代の流れのなかで一時、姿を消すことに。
しかし生産されなくなってしまったそれらの食器には、温かみや懐かしさとともに、色あせない「ものづくり」の精神が息づいていました。
こうした意匠や技術を引き継ぎ、現在の生産工程とデザインを加えた自社ブランド「masamura craft」が2012年に立ち上げられ、現在に至ります。
◆名デザインを今ふうに再現、それが「Root」
今回紹介している食器Rootシリーズは、同ブランドで最初に作られたシリーズです。
デザインのきっかけとなったのが、正村製陶所の工場に飾ってあった「masamura craft」と裏に描かれた染付の大鉢。
食器デザイナーのcashicoの岩城宏行さんと株式会社ポトペリーの
岡見宏之さんはその出来の素晴らしさに惹かれ、正村製陶所と協力して商品開発をすることになりました。
そもそもその大鉢は昭和中期に製造され、江戸時代から大正初期まで焼かれていた根本焼をアレンジしたものでした。
岩城さんと岡見さんは、すでに廃れてしまった根本焼の資料や食器を収集している根本町の方を訪問。
当時使われていたデザインやフォルムに感動し、ヒントを得るととに、現代のライフスタイルにもなじむような、使いやすいアイテムを模索していきます。
◆昔の根本焼の風合いがたのしい筆の原画
昔の根本焼の染付の手法を取り入れるために、絵柄に使用する版にも筆のタッチが残るよう、1点ずつ原画を作製。
こうして歴史ある根本焼をベースに、現代風にアレンジされた食器が完成。根本焼ならではの「根」をモチーフにした図案と、「由来」というふたつの意味合いから、「Rootシリーズ」と名付けられました。
正村製陶所は、陶磁器生産に用いる動力生産、鋳込み生産を行いながら、大量生産を実現。
一方で手間のかかる複数の釉薬を塗り分ける技法や、筆による線引きなどの加工にこだわった製品作りをしています。
手仕事ならではの良さを残しつつ、長年培ってきた土選び、釉薬の調合、焼の温度調整といった焼き物の基本を踏まえて、
安心、安全な食器を作り続けています。
Root シリーズは生きもの。
色あいに少し個性が出ることがあります。
色釉薬は温度・湿度・火など繊細な条件が現れます。
また、「オーバル」は形の特性上、色に濃淡の個性が出やすい品です。
でも不良品ではありません。もし見かけたら、個々のキャラクターとして可愛がっていただければなと思います。
マサムラクラフト商品の返品について
Starryでは、釉薬の濃淡の差も、完全工業規格的な品々とも違うブランドの味わいと考えています。
生成時の条件等による色味のばらつきは、不良品としておりません。
釉薬の調子が理由での返品はお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
なお、当店では万一あまりにも色差があると判断した品は出品していません。
個性として、モダンさとレトロ感の絶妙なバランスをお愉しみいただければ幸いです。