【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2019.2.28

「ハーネス」について

自身の経験から、「人と犬との心・体・行動のホリスティックケア」を中心に、
犬とのよりよい関係作りをサポートする加藤ゆかり先生。

第4回目は、お散歩に欠かせないアイテム「ハーネス」についてご紹介頂きました!

みなさんは普段のお散歩やお出かけ時、どんな装具をパートナーに使用されていますか?
首輪?ハーネス?
今回のテーマのハーネス、どのような印象をお持ちでしょう?
恐らく、
・装着が面倒
・着けっぱなしに出来ない
・引っ張る
といったネガティブな印象が多いのではないでしょうか。

ですので、なぜハーネスなのか、その有効性についてと、
どんなハーネスが良いのか、についてお伝えしたいと思います。


<なぜハーネス?>
私たちはぶれないように立つときに、おへそのあたり(丹田)を意識します。なぜならそこが重心だから。
では犬の体の重心、どこだと思いますか?

正解は、肩甲骨の上部、つまりハーネスのD環(リードを繋ぐところ)のあたりなのです。

ですから、そこにリードを繋いで歩くということは、犬がバランスを崩しにくく、不快も感じにくいのです。
首輪では前の方になるのでとっても負担が掛かってしまいます。
これは、私たちが首に縄を括りつけられて引っ張られるのと、お腹に同じことをされるのとの違いと同様です。
ですので、“犬の体に合った”“動きを妨げない”ハーネスを装着することで、快適に動くことが出来るのです。

また、首輪だとリードで誘導しようと人が引っ張るのをよく見かけますが、
頸椎や胸部など大事な部分に負担が掛かりますし、ショックを与えると頸椎・胸部はもちろん。
眼圧にも影響し失明の恐れもあるのです。
このことについては米国のドッグトレーナー、エミリー・ラーレム氏も度々警鐘を鳴らしていますし、
リードショックについて、最近の欧米では虐待とも言われており、日本国内でもその認識は広がっています。
大事なパートナーに対して、知らないとはいえそのようなことを...怖いことですね。
※首輪は迷子札装着なども出来ますので、着けることは推奨します。





<ハーネスは引っ張る>

ハーネスを薦めるとよくあるのが「引っ張る」というお悩み。
では、なぜ引っ張るのでしょう?

それは、
①早くお散歩行きたい
②何か興味を惹くものがある
だけではなく
③引っ張られないように人が無意識にリードを持つ手に力を入れている
④ハーネスが体に合っていない
が考えられます。

①②についてはトレーニングになりますが、ハーネス装着で可能です。
③は気づいていない、知られていないことですが、私たちの力、気持ちは全てリードを通じて
犬に伝わっている(バレている)のですよ。
だからそこから逃れたい、ので引っ張る傾向にあることも! 犬を信頼してリードは常に緩めましょう。
④も体に合っていないので苦痛下にあり逃れたい→引っ張る、というものです。

犬にとって、ハーネス自体も私たちの気持ちも周りの環境も快適であれば、
引っ張りは軽減していくのではないでしょうか。
思い当たるところはありますか?





<どんなハーネスがいいの?>
まず、見た目の可愛さやみんなが使っているから、という認識で選ぶと、
不快なものを使っている可能性が非常に高いということを覚えておきましょう。
犬にとって快適なハーネス選びのポイントは以下の通りです。

①サイズの調整が可能なもの
その子にぴったり合わせられるように、各部の調整が可能なものが望ましいです。
きつければ窮屈、ゆるければ抜けるということがあり、いずれも不快です。

②体の動きを妨げないもの
重い、金具が当たる、前肢が上がりにくい、ハーネスに関節が擦れるなどあると不快を生じます。
ハーネスの各部が、肩甲骨や首の柔らかい部分に当たらない、前肢を動かした時に当たらないものを選びましょう。

*参考サイト:Whole Dog Journal(米国)で2017年4月に掲載された「Best Dog Harnesses

Top3の中にはSTARRY取り扱いの「ドッグコペンハーゲン」と同じ仕様のものが入っています。




<ハーネスを着けてお散歩しよう!>

パートナーに合ったハーネスを着けたら、まず室内や庭などで歩く練習をしましょう。
新しいものを身につけたときに、心地よく歩いているかどうか、の確認は大事です。
そして「安全な場所」で練習することで、そのハーネスは良いもの、と認識もしてもらえます。
嫌なことがあった時に身につけたハーネスを憶えていて、それを着けると不快に感じ、
望ましくない行動が起こることもあるようです。

また、ハーネスは犬が後ろに下がりすぎると(特に恐怖のある時は)抜けてしまいます。
首輪にリードの状態よりも、犬が前に出た状態が望ましいでしょう。
私たちの側もその方が犬のボディランゲージをよく読み取れます。

十分に慣れたらお散歩へ♪
春の陽気に包まれて楽しく歩きましょう!





加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
★詳しいご紹介はこちらからご確認いただけます!

コラム一覧へ