【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2020.8.31

「シニアのケア」について

梅雨が長かった分を取り戻すかのような暑さが続いていますね。宮城はお盆を境に朝晩は涼しいものなのですが、ここ何日かは8月の末でも日中とあまり変わらない状態です。
みなさまはお変わりございませんか?
さて、前回まで2度にわたりパピーについてお伝えしましたが、今回はぽーんと飛んで「シニアのケア」についてお伝えします。
すでにシニアの子はもちろん、アダルト期、そしてパピー期の子と暮らす方も是非参考にしていただければと思います。


《シニアとはいつから?》

一般的にシニアとは、小~中型犬なら8歳くらいから、大型犬なら6歳くらいからと言われていますね。そして犬の一生のうちの3分の一程度がシニア期、となるイメージです。
が、最近は室内飼養やワクチン等の予防、食事の質が良くなったなどの生活環境の向上や、獣医療の発達によって、長生きの子が多くなってきました。

例えば、小型犬なら18歳~20歳、中型犬なら16歳以上、大型犬でさえも14歳以上という子が珍しくないのです。
つまり犬の一生のうち、半分以上がシニア期、ということになるのですね。
みなさん、気づかれていましたか?

ということは、シニアのケアというのは短期間、ではなく、長い間必要なケアと言えましょう。
そして、それは、シニアの年齢になってから始める、ということではなく、迎えた時からシニアを見据えて行うもの、と私自身は考え、実践をしています。



《シニアの兆候》

では具体的なシニアの兆候とはどのようなものでしょう?

  • 視覚、聴覚、嗅覚などの感覚の衰え
  • 皮膚被毛の乾燥や衰え
  • 心肺機能の低下
  • 消化機能の低下とそれに伴う排泄の乱れ
  • 筋力低下などにより動作が鈍くなる
  • 認知機能の低下
  • 上記の影響によるストレスと行動の変化

などなどなど・・・。 初期にはわかりづらいものがたくさんあります。
特に行動に関しては「頑固になった」「攻撃的になった」などと言われることがあるのですが、これらのほとんどが“不安”からくるものであったりします。
ですから、トレーニングでなんとか、ということではなく、不安を理解し、それを解消するケアが必要になってきます。



《具体的に》

では私たちは何をすればよいのでしょう?

まずは日々の体調の変化に気づくこと、です。触れた時の反射(びくっとする、嫌がる)や皮膚被毛の状態(体温、べたつき、かさつき、ふけ、むくみ感、腫れ、こわばり、赤みなど)、歩き方や座り方、立ち上がり方などの動作、食事の食べ方や消化具合、排泄、メンタル面や行動面での変化など、普段と違う様子はないか。
また獣医師による定期的な健康診断も継続することで体調の変化に気づくことが出来ます。

次に生活環境を見直すことです。犬が安心安全に過ごせる環境かどうか。
室温湿度や日当たり、居場所、ベッドの素材、床の素材、食事などが、快適な状態/ものかどうか確認してみましょう。
同時にお散歩コースなども快適かどうか確認してみましょう。

その上で、必要なケアを選んでいくとよいでしょう。



《有効なケア》

  • 食事:消化がよいことはもちろんですが、良質のたんぱく質や不飽和脂肪酸などが取り入れられること。食が細くなる子もいますので、少量でもしっかり栄養になるものを選びましょう。内臓機能が低下しますので、高たんぱくや脂肪過多にもならないよう注意しましょう。
  • お散歩やお出かけ、運動:犬のペースに合わせましょう。適度に休憩などを取ることも忘れずに。
    また、パピー期から過度な運動やトレーニングを控えることで、後々の身体への負担は軽減します。関節や頸部、背中~腰などに負担の掛かる運動をする場合には、よりウォーミングアップやクールダウンをしっかりして、動きやすいかつ疲労回復しやすい状態にしましょう。
  • 各部のお手入れ:シニア後期になると汚れやすくなりますので、こまめにチェックをしてお手入れしましょう。
    但し、触れられる/何かされることが苦痛になりやすくなりますので、無理強いはせず、お手入れ自体も時短で出来る工夫をしましょう。若いうちからお手入れを受け入れてもらう工夫が大切ですね。
  • プレイズタッチ:心と体のケアに。触れることでのコミュニケーションは不安感も軽減します。
  • マッサージ:筋肉にアプローチをするマッサージは、体のコリをほぐして柔軟にし、体の動きをスムーズにするのと、疲労物質の排出に有効です。
    リンパマッサージは免疫機能に関係の深いリンパを中心にマッサージすることで、体液循環を促進し老廃物の排出を促しますので、抗病力が高まります。
    経絡とツボのマッサージは、不調のある部位に関係する経絡とツボを刺激することで、その不調を改善するだけでなく、心身のバランスを整えてくれます。


ここでは老化防止に有効なツボを紹介しましょう。
  1. 湧泉~後肢肉球の底部。肉球中心に向かって指圧しましょう。腎機能と関係があります。


  2. 神門~前肢の小さい肉球(手根球)の下にある2本の筋の間。優しく指圧することで認知症予防や不安の軽減などに有効です。

  3. お腹の「の」の字マッサージ~ツボではありませんが、お腹に円を描くようにマッサージをすることで、イライラを軽減し、消化器系の健康にも役立つといわれています。

その他、室内やお庭で出来る簡単なフィットネスや脳トレなどもたくさんあります。
これらについては過去コラムでも紹介していますので参考にしてみてください。


以上のことは、シニアになってからでいいや、ということではありません。
どんな子でも今すぐ始めることで、些細な体調変化に気づいたり、老化を遅らせたりすることが可能になってきます。
「シニアのケア」ではありますが、是非パピーのうちから気をつけて、パートナードッグの健康寿命を延ばしていただけたらと思います。
私たちが健康になるというオマケがついてくるかもしれませんよ。



加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(5歳)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
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