【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2021.01.22

「健康チェック」

遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願い致します。
新しい形の年末年始、そしてその後も続く窮屈な環境。期間限定ではないので不安な方もまだまだ多いかと思います。しかし、その不安は犬を始め近くにいる動物たちにも通じてしまいます。だけれど、私たちが世の中にフォーカスしすぎると、近くにいるタイセツな子たちのことを見過ごしてしまいがち。異変に気付くのが遅いと・・・。

今回はそんなことのないように、手軽に出来る健康チェックについてお伝えします。

《日常を知っているのは私たち》

犬たちの日常~食事や運動の状態始め、様々なことを見ているのは私たち。獣医師ではありません。だから普段から、うちの子がどんな風に食べ、運動し、休んでいるのか、などなど知っておく必要があります。そうすることで何か変化があった時に、落ち着いて的確に獣医師に伝えることが出来るのです。まずここを忘れないようにしましょう。



《チェックのポイントは観察》

目、鼻、耳、手の感覚をふんだんに使って観察しましょう。

①目:見た目の変化。
 つまり仕草、動きですね。普段と違うかどうか。おかしいと感じたら動画を撮るのもオススメです。
 前回のボディランゲージもそうですが、目からの情報は家族間でも確認しやすいので、普段の会話の中に取り入れるといいですね。

②鼻:匂いの変化。
 皮膚被毛、耳、口の中、肉球、排泄物などなど、様々な匂いに変化がないかどうか。匂いが強くなっている場合には、何か体調に変化が起きていることもあります。匂いはまた人によっても感じ取り方が違いますし、自分の体調によっても変わるので、匂いの状態~どんな匂い、強烈さなお~を記録しておくといいかもしれませんね。

③耳:音の変化。
鳴き声はもちろんですが、歩く時の音(爪の伸びなど)、お腹の音、食べている時の咀嚼音などなど、犬が出す音もいろいろあります。

④手:触れて感じる変化
 皮膚被毛の状態、緊張や不安、痛みなど。普段何気なく、犬を撫でる触る、をする私たちですが、手から感じることはたくさんあります。また触った時に嫌がるなどの場合も不調が起きていることがありますので注意しましょう。


《実際の例》

以下は私自身が感じ取った実例の一部です。よろしければ参考にしてみてください。
①目:眼振、ふらつき、立ち方や姿勢など。
  ⇒前庭疾患、中毒、ヘルニア。

②鼻:口内の匂いの違い、耳の中の匂いの違い。
  ⇒口の中ではなく消化器系のトラブル、外耳炎とそうでないこと。

③耳:フローリングを歩く時の音。
  ⇒爪の伸びすぎ、テンポの違いから足の痛み。

④手:いつもは受け入れるのにある部位を触れた時に嫌がる、腰のあたりに手を当てた時に感じた小さな震え。
  ⇒尾の付け根の腫瘍、下痢・お腹の痛み。



他にも多々ありますが、特に手からの情報は、大きな病気を早期に見つけることにも繋がりましたので、私たちの感覚を研ぎ澄ますことの大事さを実感しました。
罹りつけの獣医師は普段から「触れて確認」するように言われています。しかし犬が嫌な触り方ではチェックもしにくくなりますよね。そのようなことのないように、犬が嫌がらない、むしろ歓迎する触り方をすることも重要になってきます。
私自身はプレイズタッチというケアをしていますが、このおかげで手はもちろん他の感覚を用いて、犬の変化に気づかせてもらい、不調に早く対応するということが出来ています。
知識ももちろん大事ですが、うちの子にとって一番のホームドクターになれるように感覚を研ぎ澄ませたいものですね。

何か異変や不調に気づいた際には自己判断せずにかかりつけの獣医さんに相談するということも忘れないでくださいね。






加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(6歳)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
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