【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2021.08.24

「クレートについて」

オリンピック、お盆が終わり、気温は高いものの、風や空は秋モードですね。なんとなーく寂しい感じがするのは私だけでしょうか?(笑)

さて今回は「クレート/ハウス/ケージなどについてのもろもろ」をお送りしますね。


《必要なの?》

結論から申しますと、絶対に!必要です。
なぜならば

①日常生活で落ち着ける場所を設けることが出来る
②車内やその他の乗り物での移動時に安心安全の確保が出来る。
③災害時、避難所への受け入れと自宅待機においても居場所が認識しやすい。

からです。
具体的に

①私たちがリラックス出来る場所(空間や椅子・ソファなど)を必要とするように、犬たちもそういった場所があることで安心感を得られます。特にクレートのように広くない空間の方が犬たちにとっては不安を感じにくいと言われています。

②不意の事故でもクレート内にいることで飛ばされる、当たって怪我をするを防げる、移動という不安材料の多い中でも慣れたクレートにいることでその不安を低減できたりすれ違う様々なものに反応しにくくなることも期待できます。

③留守番中に災害が起こった際、外へ飛び出す(迷子になる、事故に遭う)リスクを低減でき、避難所ではクレート内にいられることで同行避難がしやすくなります。

よって、犬を迎えたら、クレートにいられるようにするということはほぼ必須、と思っていただいてよいでしょう。


《どんなものがいいの?》

どれか1つだけ、ということであれば「ハードクレート」がよいと思います。特に空輸の安全基準を満たしたものであれば強度もあります。
布製などのソフトクレートは、ガジガジする子、興奮しやすい子だと破壊する恐れがありますので不向きです。そうじゃなければ持ち運びも便利なので使い勝手はよいです。

ケージ、いわゆる檻のようなタイプもしっかりとはしていますが、外からも中からも丸見えなので、使用する際は布を掛けるなどすると不安が低減します。寒さ対策などにも有効です。(暑い時はアルミシートで遮熱もおすすめです)。

他にカートや布製のキャリーバッグなどもありますが、耐久性など総合的に考えるとハードクレートが一番使いやすいのではと思います。


《大きさはどれくらい?》

高さは、犬が中に入って立った状態で天井に頭がつかずにいられる高さ。奥行きは、犬が臥せた状態で前肢が伸ばせていられるくらいの長さ。犬が中に入り、くるっとUターンがしやすい大きさですね。
海外で活躍されてるトレーナーさんたちは、日本のクレートが「小さい!」と驚かれます。大抵が一回り小さいものを選んでいるようなのです。狭いクレートは体が縮こまり負担になりますので注意しましょう。

《どこに置く?》

室内であれば、入り口や窓側は避け、奥の壁際や角がよいでしょう。もちろん季節によって温度差などもありますから、年中同じ場所じゃない方がよい場合もあります。
車内であれば、後部座席が良いでしょう。助手席は直射日光があたりやすいし、また運転している私たちが気になるということもあります。トランクルームに積んでる方をよく見かけますが、一番後部は揺れが大きく、車の揺れに対応しにくい犬にとっては負担です。まして進行方向に対して後ろ向きですとより負担が大きくなります。車酔いなども起こりやすいですね。

《多頭飼いの場合には?》

当たり前にことですが、1頭につき1個、です。みなさん子どもの時は親兄弟と一緒に寝ているかもしれませんが、成長と共に自分だけで寝たい自分の部屋が欲しいとなりますよね?犬たちにもプライベートな空間を与えてあげるべきと思います。

《クレートは安心できる大好きな場所にしよう》

犬がなにかしてはいけないことをしたときや、待機して欲しい時、「ハウス!」と命令しているのをよく見かけます。でもこれって、クレート=いやなとこ、になると思いませんか?
だから入ってもすぐ出てくる⇒叱られる、の繰り返し…。クレートはお仕置き部屋ではありません。犬たちが安心していられる場所なのです。
みなさんがご自身の居場所を好きな空間に作るように、犬たちにとっても心地よい空間にすることが大切なのです。

《そのためには?》

この場所でどんな風にトレーニングするかはとても伝えるのが難しい、というかそれをみなさんが行うことは難しく、失敗してしまう可能性がとても高いので紹介は避けます。もしトレーニングを希望される場合には、罰など犬に苦痛を与えない(大きな声や命令もNG)トレーナー、犬のプロに相談されることを推奨します。
もちろんこちらでも可能です。

犬が自らクレートに入りへそ天で寝ている。
どの子にもそんな空間を与えられたらいいなと思います。

ちなみに我が家は、リビング、寝室にそれぞれ一台、いつも遊ぶ道場にも一台、車内に一台常備しています。



加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(6歳)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
★詳しいご紹介はこちらからご確認いただけます!

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