【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2022.3.25
「わんちゃんに留守番をさせる際の注意点」
春の陽射しが暖かく感じる季節となりましたね。桜が咲き始めた地域もあるようで、パートナーと一緒にお花見という方も少なくないでしょう。
でも一緒に行けないところや時もあるでしょうし、お仕事などされていれば当然お留守番・・・これが心配という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなお留守番時に気をつけたいことをお伝えします。
《居場所の安全を確保しよう》
パートナーの居場所が安全かどうか、はとても重要ですね。室内でフリーにしておいても大丈夫かもしれませんが、地震の発生などを考えると、ハードクレートなどの中にいられるようにするといいですね。入れっぱなしというよりは、自由に出入りできる方がいいでしょう。サークルなどで囲むなどすればより安全です。
ハウストレーニングをして自ら入る、休めることが出来るようにしましょう。
《危険なものから守ろう》
食べてはいけないものが室内には多く存在します。それらをうっかり口にしてしまわないようにしましょう。
● 犬用フードやおやつ:食べ過ぎ防止のため直接触れないように保管をする。
● 玉ねぎやチョコレート、化粧品、洗剤、薬品類:犬が直接触れないように保管をする。
● 生ごみ、ごみなど:蓋つきのごみ箱などに入れる(蓋が安易に開かないように)。
● トイレシート:カバーをつけるなどして食べたりしないようにする。
● クッションやベッドなど:中の綿などを食べてしまわないように素材に気をつける。
● コードなど:犬が触れないような場所に配置する。
● コンセントなど:カバーなどで覆う。
● 家具など:犬の居場所をサークルなどで囲い、直接コンタクト出来ないようにする。
● 観葉植物:口にすると危険なものなどは近くに置かない。
などなど。
おそらくもっと危険なものはあるかと思いますが、どれにしても「パートナーが直接関われないようにする(未然に防ぐ)」ことが大事ですね。
ここなら大丈夫だろうという過信は禁物です。実際に我が家では留守中、アラナが立って届く位置に置いてあった小さい電球を食べてしまったことがありました。その日は大雪で運転したくなかったのですが、背に腹は代えられないので病院へ車を走らせました。
幸い電球はガラスではなくプラスチックで、そのままウンチで出れば大丈夫と言われ手術もしなくて済みましたが、一歩間違えば大惨事ですし、車の事故もあったかもしれませんから、注意しないと!と思った次第です。
本当に気をつけましょうね。
《心のケアも日頃から》
普段人と一緒にいるパートナーは、お留守番という環境が不安になることもあります。吠え続ける、一か所をなめ続ける、などが大きな行動の問題や病気のきっかけになることも少なくありません。
日頃から家族がいても「一頭でいられる」ようにしておきましょう。私たちも一人になりたい時ありますよね?常に人がいることが彼らにとってハッピーじゃないこともあるのです。
外出先でお留守番をしているパートナーのことが心配になることはあると思いますが、危険を遠ざけることが出来れば心配の度合いもグッと減ります。パートナーだけではなく私たちのメンタルヘルスのためにも、出来ることからやってみましょう。