【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2022.8.10

「夏のシャンプーについて」

暑い日が続いていますがお変わりなくお過ごしでしょうか?
我が家の元気印アラナも道産子なせいか?さすがにお散歩は短縮するほどです。
今回はこんな季節のシャンプーについてお伝えしますね。

《夏のシャンプーの頻度は?多くする?いつもどおり?》

犬のシャンプー、だいたい月に1〜2回が望ましいとされています。
夏場であっても、皮膚炎などで獣医師から「これくらいの頻度で」と言われていない限り、頻繁にシャンプーすると必要な皮脂を洗い流してしまったり、過度なシャンプーが犬の皮膚そのものを痛めたりと、場合によっては皮膚トラブルの原因にもつながりかねませんので気をつけましょう。
ただし、水遊び(特に川や海など)の後は上記に関係なくシャンプーしてきれいにしましょう。





《シャンプーする際の注意点》

● 事前準備:ブラッシングをして毛のもつれや抜け毛を取り除きましょう。シャンプー剤は事前にお湯で薄めて泡立てておくと時間の短縮になります。

● 水温:通常37~38度が望ましいと言われています。外気温が高い夏場であっても水では皮脂が落ちにくく、また暑すぎても体力を奪ってしまいます。犬の状態(パンティングしていないかなど)を見ながら水温調節しましょう。

● シャンプー剤:低刺激だけど汚れ落ちや泡切れがよく生分解性のあるもの。これは短時間で済ませるためと万が一すすぎ残しがあっても生分解性があることで皮膚に影響を残さないためです。

● 洗い方:ごしごしではなく、泡で洗うようにしましょう。

● すすぎ:すすぎ残しのないようにしましょう。特に脇の下や鼠径部は念入りに。

● ドライ:吸水性のあるタオルでしっかり水分を拭き取りましょう。犬の嫌がる顔や乾きにくい耳周辺は特に念入りに。ドライヤーは熱風を避け、低い温度で、皮膚を乾かすようにしましょう。濡れたままにしていると雑菌が繁殖しやすく、臭いや皮膚トラブルの原因となります。

● ドライ後:コームやブラシで被毛を整えましょう。シャンプー時の摩擦などで毛が絡まっていることもあります。特に耳の後ろなどは確認をしましょう。

バスルームは熱がこもりやすく、ドライヤーでも熱くなりますので、シャンプー後は水分補給も忘れないようにしましょう。





シャンプーする側の私たちも暑さとの戦いになります(笑)
パートナーだけでなく、前後の水分補給など自身のケアも忘れずに。

猛暑はまだまだ続きそうです。
みなさまどうぞお気をつけてお過ごしくださいね。



加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
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