【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2022.9.15
「爪、耳、口周りのお手入れ、ケアについて」
気温は高くても空や風はすっかり秋モード。日が暮れるのも早くなりましたね。
みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか?
さて今回は苦手な方も多い爪や耳、口周りのお手入れについてお伝えしますね。
《そもそもお手入れは必要なの?》
結論から言えば「YES」です。
例えば、爪が伸びすぎてしまえば歩き方に影響が出ます。
中大型犬は散歩などで爪は削れていきますが、狼爪は地面につかないため伸びすぎて
皮膚に刺さってしまうことがあります。
耳は汚れをそのままにすることで外耳炎などの病気にかかってしまうことがあります。
口周りの汚れについても皮膚トラブルになることがあります。
とはいえ、これらのお手入れが苦手なパートナーは多いもの。
どのようにすればよいのでしょうか?
《爪のお手入れ》
爪はうっかりすると切りすぎて出血する、施術の際に押さえつけるなど嫌がる原因を作りやすいもの。動物病院やサロンなどまずはプロにお願いするのがよいでしょう。
その際に、お家でのやり方などを教えていただくのがいいですね。
散歩後の足拭き時には、爪がかけたり割れたりしていないか確認するのも忘れずに。
これから乾燥する季節ですので割れやすくなります。
肉球クリームなどで爪も保湿してあげましょう。
《耳のお手入れ》
夏のじとじと気候に比べると耳のトラブル頻度は低くいなる季節ですが、体質によっては季節関係なく外耳炎などトラブルになりやすい子もいます。
定期的にイヤークリーナーでお手入れしましょう。
綿棒などを使うと傷をつけることもあるので、爪と同様動物病院やサロンできれいにしてもらい、ケア方法などを教えていただくことをおすすめします。
《口周りのお手入れ》
通常健康であれば口周りが汚れることはほとんどないのですが、シニアや口の中の疾患などがあると汚れやすくなります。疾患がある場合はまず治療を。シニアの場合には食事の後に柔らかい布などで汚れを拭き取ってあげましょう。
若い子でも口周りを気にするような仕草がある場合、歯周病など口の中にトラブルが生じていることがあります。気づいたら早めに動物病院で診てもらいましょう。
どの部位もやり方によって犬が嫌がるところです。
必要に応じて「正の強化のドッグトレーナー」に相談することもおすすめします。