【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2022.10.14

「災害時におけるパートナーの守り方について」

いつもの散歩道に栗やどんぐりが落ちていて日に日に秋の深まりを感じます。
着るものも厚手になりつつありますね。
みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか?
さて今回は災害の備えや有事においてどのようにパートナーを守ればいいかについてお伝えしますね。

《最低限何を準備すればいい?》

災害と言っても様々ですのですべてに対応出来るようにというのはなかなか難しいかもしれませんが、「避難」ということを想定した場合、我が家では以下のものを一つのバッグに入れて準備しています。

・首輪、ハーネス、リード:スペアとしても使えるので必須。
・迷子札:一目でわかりますので日頃から装着しておきましょう
・うんち袋:多めにあると便利
・おやつ類:数種
・折りたためる食器:お水用に
・ペンとメモ
・はさみ
・お金:お財布忘れた時に便利
・バンダナやタオル:何かと使えます
・レスキューレメディ:パニック予防軽減に
・殺菌/除菌/抗菌スプレー
・愛犬手帳(パートナーのデータ、疾病歴など)

これを玄関に置いています。
フードなどは常に新しいものを一袋常備してますので、いざというときにはそれややはりストックしているお水も一緒に持ち出します。

あれもこれもになりやすいですが、あまり大きいと保管も持ち出し大変なのでできるだけコンパクトにまとめましょう。




《停電や断水への備え》

まず停電ですが、現代はやはりスマホの充電第一だと思いますので、モバイルバッテリーは必須ですね。USB充電が一般的ですが、乾電池式もあるといいですね。
室内照明にはソーラー式のランタンなどあると便利かと思います。
それと寒い時期には暖をとるものが必要になりますね。我が家では東日本大震の前に、反射型ストーブを数台購入しました。すでに3台ほどあったのですが有事に備えて・・・。
おかげで暖をとるだけでなく煮炊きが出来ることで温かいものも食べることが出来ましたよ。
最近はコンパクトタイプの発電機もあるようなので、余力のある方はそういうものも準備してもよいですね。

断水もまた深刻なものです。飲用としてはペットボトルのものを用意しておくのがいいですね。大抵は給水車などが来てくれますので飲料用であればそんなに困らないかと思います。
ただ食器を洗うなどが厳しいので使い捨てのものを使うようにはなってしまいますね。

トイレなどはお風呂の水をためておくことで使うことが出来ますが、人がお風呂に入る、犬のシャンプーをする、は難しくなりますので、必要に応じてドライシャンプーやウエットティッシュなどを利用するという感じになりますね。




《避難時には》

動物がいると避難所に入れないなどまだまだそのあたりの整備が出来ていないところが多い状況です。まず事前に自分の住んでいる地域の避難所が動物を受け入れてくれるかどうか確認しておきましょう。

車のある方はまずそこに避難し移動するというのがよいですね。なぜなら動物たちにとっては慣れた環境ですからストレスもある程度軽減できます。クレートなども常備しているでしょうし、最低限必要なものも置いておけばとっさの時に慌てることもないでしょう。

車のない方は極力少ない荷物で移動出来るようにしておきましょう。カートやクレートなどで移動出来れば避難所の受け入れ率も高くなります。
現在確認して動物NGといわれても家において行くということだけはしないでください。同じ場所でなくても動物病院や保護団体などが預かってもらえるケースなどありますので。




起こって欲しくない災害ですが、いつ何時起こるかわからないのが災害。
落ち着いて行動出来るように日頃から準備をしておきましょう。
そしてその時になったら、焦らずにゆったりとした呼吸をしましょう。呼吸を整えることはストレス軽減になりますし、パートナーにもまた伝わりますよ。



加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
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