【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2023.2.16

「犬のお散歩について」

こんにちは。まだまだ寒いものの、陽射しはなんとなく春を感じられるようになりましたね。
みなさまとパートナーもお変わりなくお過ごしのことと思います。

さて今回はお散歩についてお伝えしますね。

《犬にとってのお散歩、メリット/デメリットとは》

心と身体の健康維持に必要不可欠なものです。
日々の運動維持だけでなく、外の環境に触れることでストレスの解消や気分転換になります。
しかしながら環境や方法によってはむしろ身体にダメージを与えたり、ストレスを感じさせてしまうことがありますので、そのあたり注意をしながらお散歩することが大切になります。


《小型犬、中型犬、大型犬それぞれ、どのくらいの時間歩かせるといいのか》

一般的には

・小型犬:一回20~30分を一日二回
・中型犬:一回30~60分を一日二回
・大型犬:一回30~60分を一日二回

が目安と言われていますが、
チワワのような愛玩犬と狩猟犬であるトイプードルでは必要な運動量が違いますし、シーズーやパグのような短頭種では長時間や夏の暑さなど負担が大きくなることがあります。
ボーダーコリーやシェルティなどの牧羊犬などはかなり運動量が必要だったりしますね。
それから、心身が出来上がっていないパピー、逆に加齢で衰えてくるシニアでも必要な運動量/質は変わってきます。

このように身体の大きさでの目安もですが、各犬種や年齢などによっても変わってきますので“うちの子”はどれくらいなのか見ていく必要がありますね。



《早く帰りたいとイヤイヤする子にはどうすればいいか》

まず、なぜいやなのか、の検証が必要です。

①ある場所や方向に行きたがらない場合には、そこでいやなことがあったのかもしれません。
②体調が悪くて早く帰りたいのかもしれません。

そのあたりを理解せずに無理矢理連れて行くことは、犬の心身だけでなく信頼関係も悪化してしまいます。
①であれば、いやだの意思表示が出る前にその場所をコースから外して別ルートを歩くという方法があります。
もしくは普段と逆回りに歩くことでいやいやしなくなるケースもありますよ。

②であれば、体調の変化を見逃さず、気になる部分は獣医さんに診ていただきましょう。
初期の関節疾患などがあれば早めに対処できますね。


《お散歩はコミュニケーション》

お散歩の時間はパートナーと共有できる大事な時間。外の空気や物音、季節の移り変わりなど同じ空間を感じることがコミュニケーションにもなります。
スマホが手放せないという方は多いかと思いますが、せっかくの大事な時間、せいぜいパートナーのかわいい写真を撮るだけにして、スマホは出さずにお散歩してみませんか?
きっと小さくてもかけがえのない時間・思い出が作れることでしょう。






加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共にセミナーやイベントなどで活躍中。
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