【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2023.4.19

「ペット同伴可の場所(ホテル、カフェなど)で気をつけること」

こんにちは。今年は例年より早く桜が咲きましたね~。
そして、気づけばあと少しでゴールデンウィーク! パートナーとお出かけという方も多いのではないでしょうか?今回は、そういったお出かけに役立つ情報をお伝えしますね。

《カフェで》

飲食を提供するカフェでは被毛の飛び散りなどが懸念されますね。
マットやタオルなどを持参して、その上にいられるように、またはカートやキャリー内にいられるようにしましょう。
自分の居場所が認識しやすくなるので「ここにいて」が伝わりやすくもなります。
毛の抜けやすい子はTシャツなどを着せるのも有効です。

人の食事中に気になってしまう子もいると思います。
鳴いたりうろうろしたりする前に、長くガジガジペロペロ出来るようなトリーツを与えるのもよいでしょう。
食べ終わって催促される場合もありますので、そのような子はキャリーやカートなどでリラックス出来るようにするといいですね。

他の犬や人が苦手な場合も同様です。
隣の席との間隔なども近くならないようにしましょう。



《ホテルで》

施設によって規約が違いますので、禁止事項などを予約前に確認しておきましょう。
アメニティグッズなど揃っている場合もありますが、慣れない物は嫌がる子もいますので、車移動などで荷物の負担がなければ使い慣れた物を持って行くのがいいですね。

食事を提供してくれる場合であっても普段食べているごはんを持参しましょう。
環境が変わることでおなかが緩くなる、トイレを失敗するなども起こりがちです。
パートナーの様子に気を配り、トイレシートを数カ所に置くなどして失敗しないようにしましょう。



おなかのトラブルには「大腸兪(だいちょうゆ)」「小腸兪(しょうちょうゆ)」というツボの指圧~下痢は弱めの指圧、便秘には少し強めの指圧が有効です。
おしっこの出が悪いなどのトラブルには背骨の両脇(膀胱経)をさするなどのケアが有効です。



また緊張感などで普段よりも敏感になり、物音などに反応しやすくなることがあります。
そのような時には、プレイズタッチのストローク:後頭部~背中~尾までやさしく撫でる、や耳をやさしく撫でるなどが有効です。
わたしたちもゆったりした呼吸で施してみてください。



《普段から心がけたいこと》

おすわり、ふせ、ステイなど基本的なトレーニングは楽しく出来るようにしておきましょう。
そして、知らない環境にただただ慣らすというのはかえって悪影響になってしまいます。
普段から上記に挙げたマッサージやタッチを施す、手作り食を取り入れる、クレートやキャリー、カートなどにリラックスした状態でいられる、などをしておくことで、変化への対応力をつけることができます。
忘れないで欲しいのは、行く場所を選ぶのは私たちであって彼らではないということ。
だからこそ精一杯彼らを理解しておもてなしをしてあげましょう。

みなさまとパートナーのステキな思い出が増えますように☆




加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共にセミナーやイベントなどで活躍中。
★詳しいご紹介はこちらからご確認いただけます!

コラム一覧へ