【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2023.10.2

「ペットカートの使い方」について

こんにちは。気温はまだ高いもののぐっと秋らしくなりましたね。
行楽シーズン、お出かけ予定もあるかと思います。
今回はお出かけにも便利な「カート」についてのお話です。

最近は至る所でカートを見かけるようになりましたが、10年ちょい前はまだまだ珍しいものでした。
特に我が家は中型犬(先代Hana 22kg)でしたので、よく驚かれたものです。
現在もアラナ専用カートがありますが、Hanaに3台、アラナに2台使用した経験も含めお伝えしますね。

《カートを使うことでのメリット》

・いつでもクレート状態に出来る。
 カバーを閉じることで外部との接触を避けることが出来る。

・複数頭を一緒に入れることが出来る(小型犬)
 一人で数頭連れ出すことが可能になる。

・中型犬以上でも移動がスムーズ
 車輪があることで移動しやすくなる。


《犬にとってはどんなメリットがあるのか》

閉鎖された空間になるので、他者他犬との接触を避けることが出来る。
外出先でも安心安全な場所を確保できる。


《デメリットは?》

・自分で逃げる、離れるの選択が出来ないためストレスとなり、吠えなどに繋がりやすくなる。
・カート使用が病院やイベントなど犬にとって楽しくないことばかりだと、カート=嫌なことと関連付けてしまう。
・気温などに注意しないと熱中症になりやすい。
・広さや高さなど適正な大きさのものにしないと身体に負担が掛かる。
・入れっぱなしは関節などに負担が掛かる。


《こういう時こそ使って欲しい!》

・カフェやお店などお出かけ先で
 カバーを閉じれば人が食事や買い物に集中出来ますね。

・病院で
 病院嫌いで待てない、歩くのを嫌がる、他の人や犬に反応してしまうなどの場合、
 カートに入れた状態であれば、待つことも診察室に入ることもやりやすくなります。

・シニアなど足腰が弱くなってきた子に。
 お散歩が出来なくなった場合でも、外に出ることで気分転換になります。


《おすすめカート》

・コット部が取外しできるもの。
・片手で折りたためるもの。
・耐久性のあるもの。
・犬によっては抱っこではなく犬が自ら入れる高さのもの。
・カバーなどが洗えたり取り替えたり出来るもの。
・車輪にブレーキ(ストッパー)の付いているもの。



《注意点》

・導入する際は「カート=楽しい場所」と教えてから。
・入れっぱなしにしない。
・換気を忘れない。
・カバーを開けて移動の場合は、他者他犬などに接触しないように注意。
 また、飛び出さないようにリードを繋ぐなど安全面に留意。
・カートに入れたまま放置しない、離れない。
・公共交通機関での使用は各交通会社によって違いがあるので事前に調べて違反することのないようにする。





加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共にセミナーやイベントなどで活躍中。
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