【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2023.10.30

「自宅でのワンちゃんのお手入れ」について

みなさまこんにちは。
ここ最近の宮城、朝晩はぐっと涼しくなってきました。
今年は暑さが続いてましたのでやっと快適なお散歩が出来るこの頃です。

さて、今回はお手入れについてお伝えしますね。

《トリミング(グルーミング)をお願いしているから、家では何もしなくて良い?》

結論から言いますと「NO」です。
私たち人間も美容院でカットした後次回まで何もしない、エステ行って自分では何もお手入れしない、ということはないと思います。
間に各自メンテナンスをすることがそれらの維持に繋がりますので、パートナーについても同様と思っていただければと思います。


《オーナー様に最低限行なっていただきたいケアはあるか》

・ブラッシング
・不意に汚れた際のシャンプー
・肉球ケア
・耳掃除
・爪のケア
・お口のケア



《ケアを怠ってしまうとどんなことが起こるか》

・ブラッシング:毛玉が出来る、皮膚炎の発症や悪化、血行不良
・不意に汚れた際のシャンプー:汚れたままだとそこから雑菌が繁殖しやすい
・肉球ケア:ひび割れや傷などが出来ると歩行しにくいし、舐めることで悪化
・耳掃除:体質や時期などで外耳炎発症もしくは悪化
・爪のケア:伸びすぎて折れや欠けが生じる、狼爪は伸びすぎると皮膚に刺さる
・お口のケア:歯周病から全身性の病気の可能性


《ケアをすることのメリット》

・病気の予防と早期発見に繋がります。
・ブラッシングなどはリラクゼーションにもなります。
・信頼関係もアップします。
・結果パートナーの健康に繋がります。



《ケアをする時の注意点》

嫌がることが多いので、負担のないように少しずつ行いましょう。
担当のトリマーにやり方などを聞いてもよいでしょう。
また最近は、お手入れがスムーズに出来るよう犬に協力をしてもらう(協働行動)のトレーニング法などもあります。
そのようなことに詳しいプロに聞くというのもあります。
いずれにしても自己流や、パートナーが嫌がるやり方(押さえつける、無理にやるなど)は行わないようにしましょう。





余談ですが・・・
先日アラナの前肢狼爪を切っていた際、切りすぎて出血させてしまいました。
が、彼女は鳴くどころか微動だにせず次の爪を切るのを待っていたのです。
当然痛かったはずです。でも今までたくさんたくさんトレーニングして信頼を積んできたので彼女にとって重要なことではなかったようです。
もちろん次回からは注意しますが、どんな方法で行うか、本当に大事だなと実感しました。




加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共にセミナーやイベントなどで活躍中。
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