【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2023.11.30

「犬との距離の縮め方」について

こんにちは。今年は11月でも暖かい日が多いなと思っていたら急に寒くなりましたね。
日暮れも早くなって夕方のお散歩も暗くなってしまいますが、人も犬もライトは反射素材のものを身につけるなどして安全にお散歩しましょうね。

さて今月は「犬との距離の縮め方」についてお伝えしますね。

《ただ一緒に居れば仲良くなれるのか》

結論!ただ一緒にいる、長い時間を過ごす、だけでは仲良くなれません。
たとえ短い時間でも、一緒に楽しく関わる時間や犬にとってよいもの・ことを提供することで信頼関係がアップしていきます。


《自分を信頼してくれている場合、犬はどんな行動をしてくれるのか》

個体差や人との関係にもよりますので一概には言えませんが・・・。
信頼というものが“自分に対して恐怖や不安を与えないこと”ということで考えれば、他者がやっていやがることを自分の場合は受け入れる、などがあります。
爪切りや歯のお掃除などのケアはその代表的なものではないでしょうか?
また、同じ空間にいてもべったりではなく、程よい距離感でいたりしますね。

これって人間関係も同じかと思います。
信頼している同士(家族や恋人など)はよく“空気のような存在”と言いますが、犬の場合もそんな感じですね。

ちなみに我が家のアラナ、反射型のストーブをバチンて消す音や掃除機が苦手で吠えるのですが、私が同じことをしても一切吠えないのです。
私はライフラインだし絶対にそれ以上の嫌なことはしないと思ってくれてるのかもしれません。





《もっと距離を縮めたい時は何をするのが良いか》

まずは犬をリスペクト!やたらと口や手を出さず、犬を信頼して放置することですね。
やはり犬も信頼されている方が嬉しいですし、そういう人のことを信頼します。
ケアとしては「プレイズタッチ」が有効です。
これは、犬同士のコミュニケーション法を取り入れているタッチケアなので、なんとなく撫でるよりも確実に犬に伝わります。
そして幸せホルモン、絆ホルモンと言われるオキシトシンも分泌されますので、タッチを施してくれる人に対して絆(信頼)を感じていくようになるのです。

それ以外の方法としては、犬にとって最高の手放したくない人間になるように振る舞うこと。
嫌がることをしないということです。
当然お手入れなどするでしょうが、それ以上にいいことをたくさんたくさんしておくことが大事になります。
爪切りであれば、足先を心地よい方法で撫でることを何度も何度も繰り返し、極たまに爪を切るふり、爪を切る、のように、爪切りという行為が埋もれてしまうほどのことをするのです。

遊びにしても同様です。
犬が好きな、楽しいと思う遊びを適度に。一緒に遊ぶという感覚だとなおベストですね。
但し遊びすぎは興奮を呼びますので、長々遊ぶことは厳禁。心も体も心地よい疲労感で終わらせましょう。





最後に、犬との関係が格段とアップする魔法のワード、2つのうち1つをお伝えします。
それは「だいすき」です。優しい笑顔でそう伝えてください。
言葉の意味はわからなくても、あなたの表情から気持ちが伝わります。
早ければ1週間で犬の表情が変わりますよ。是非取り入れてみてくださいね。


加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共にセミナーやイベントなどで活躍中。
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