【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2024.1.29
「犬の洋服について」について
みなさまこんにちは。
2024年もみなさまとパートナーにとりまして良い一年となりますように。
少しでも有益な情報をお届けしたいと思います。
さて今回は「犬の洋服について」お伝えしますね。
《犬に洋服を着せる理由は?》
大きく分けると
① 抜け毛防止
② 防寒や暑さ、雨や水遊び対策
③ おしゃれ
に分けられるかと思います。
それぞれについて次から説明していきますね。
《① 抜け毛防止》
ブラッシングをして取り除いても取り切れるものではないので着せることで、完全ではありませんが浮遊・散乱を防止することができます。
長時間着せることになりやすいかと思いますので、動きやすい形状や素材であることと、抜け毛が洋服の内側につきますので注意しましょう。
《② 防寒は暑さ、雨や水遊び対策》
「①」が犬を取り巻く環境に、であるのに対してこちらは犬自身を守るため、になります。
今の時期であれば屋内外の気温差から守ったり、夏であれば直射日光や暑さを遮ったり。
体温調節がしにくくなるシニアにも有効ですね。
雨の日ならレインコートを着せることで、お散歩時の塗れや汚れを最小限にすることが出来ます。
また水遊び用のラッシュガードやベストなども着せることで汚れにくい、水に浮きやすいなどの機能があります。
防寒用の厚手のものは屋内で着せると動きにくい、熱がこもるなどが生じやすいので、室内では脱がせる方がよいでしょう。
《③ おしゃれ》
最近は機能性だけでなく、おしゃれを目的にさまざまなデザインのものが販売されていますね。
中には人とおそろいのものあって、一緒に楽しめたり出来るので、お出かけもより楽しくなるのではないでしょうか。
この場合の注意点としては、装飾品などがたくさんついていると気になってガジガジしやすくなりますね。
動きを妨げたり毛が引っかかったりすることもあるので着せる際にはデザインなど確認しましょう。
《全犬種に必要なのか》
それぞれの環境や個体により、かと思います。
そもそも洋服を着るという習慣のない動物ですから、着せるのであれば少しずつ慣れてもらうことが必要になります。
また、機能性などから必要と思っても、犬自身が望まない場合があり、無理に着せることはストレスとなりますから、望まない行動を誘発させてしまうかもしれません。
我が家のアラナ、生後半年ほどからクーリングTシャツやライフジャケットなどを着せており、抵抗なかったのですが、5歳くらいからあまり好まなくなったようで、洋服を見せると小さなアクションですが嫌だなという反応するようになったのです。
その後は真夏にクーリングウエアを着せる程度となりましたが、着なくてもいい環境なのであれば本犬を尊重することも大事かなと思います。
ほんとは一緒におしゃれを楽しみたいんですけどね(笑)