【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2024.6.25

「雨の日のお散歩」について

みなさまこんにちは。
6月というのに猛暑日が続いてますね。
遅れてはいるものそろそろ梅雨入り・・・うっとうしい季節です。
今回はそんな時期のお散歩についてのお話です。

《天気が悪い日もお散歩は必要か》

結論から言うと、絶対必要、ではないでと考えます。
雨の日はそもそも人間の側が憂鬱になりやすいですし、外に出ると言うことは傘が必要になります。
両手が塞がれることで危険回避も出来にくくなりますね。

また、濡れるのを嫌う子もいますので、お散歩自体がストレスになってしまうこともあるでしょうし、濡れた後の処置が結構大変だったりします。

トイレに関しても以前と違い、室内で済ませてからという流れもありますので、必ずしなければ、と思わなくてもよいと思います。




《散歩に行きたがる場合は、どんなグッズがあると便利?》

まずパートナーはレインコート、もしくはお腹の泥はね防止エプロンがあるとお散歩後の処置が楽ですね。
ブーツなども活用すると便利ですが、嫌がる子が多いので使用の際には普段から少しずつ慣らしていきましょう。
帰宅後はマイクロファイバーのタオルなどですみやかに拭いてあげましょうね。

人の側は、レインコートやレインハットを着用することで、多少の雨なら傘がなくてもしのげるでしょう。
普段のお散歩でも同様ですが、お散歩バッグは手荷物よりもたすき掛けのものがおすすめです。
視界が悪くなるのでまわりの環境にはいつもより注意しましょうね。

※小雨程度なら良いですが、ザーザー降りの時は行かないことをおすすめします。


《お家で出来る運動は?》

我が家はパピーの時から「雨の日=散歩無し」生活をしています。
とはいえ、運動量の多いオーストラリアンシェパード。運動不足は望まない行動を生んでしまいます。
なので室内で出来ることをたくさんしています。
その中のいくつか紹介しますね。

1.鼻を使った遊び
運動というイメージではないですが、部屋のあちこちにおやつを隠す、ノーズワークマット、フードパズルなどを使うなどして、嗅覚を使って食べ物を得ることでマズル部位や手を使うなど運動になりますし、脳トレにもなります。

2.レトリーブ
ボールやフリスビーなどいずれも柔らかい素材のものでレトリーブ。
近距離でたくさんすることで、屋外や遠距離でも持ってこれるようになります。

3.引っ張りっこ
四肢でしっかり立つことや体幹の強化になります。
ただし左右振る、無理に引っ張るなどはせず、犬の力に合わせて行うようにしましょう。

4.フィットネス
フィットネスもたくさん出来ることありますがそのうちの2つを紹介します。
①おすわり↔立って:スクワットになります。立つ際に後ろ脚が出るようにすることがポイント。
②おすわり↔ふせ:腕立て伏せになります。後ろ脚は固定で前脚が前後することがポイント。
いずれも3回1セットを3セットくらいが目安です。
ただし、関節疾患などある子は控えましょう。





いずれも犬がリラックス出来る環境で行いましょう。
また、運動だけでなく心身のリラクゼーションのために、タッチケアやマッサージもとても有効ですよ。

このようなことは信頼関係も深めてくれますので、取り入れていただけたら嬉しいです。
梅雨から夏、犬たちにとっては過酷な季節ですが、みなさまのケアで元気に過ごせますように。






加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共にセミナーやイベントなどで活躍中。
★詳しいご紹介はこちらからご確認いただけます!



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