【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2024.12.27
「クレート・キャリー」について
みなさまこんにちは。
2024年ももうすぐ終わり・・・今年一年どのような一年でしたか?
犬の一年は私たちの約4倍の速さ。少しでも健やかに楽しく過ごしてもらいたいですね。
さて今回はクレート、キャリーについてお伝えします。
《どんな時に使うか》
お家で、車内で、お出かけ先で、など様々なシーンで使えますね。
閉じ込める、というよりは「安全な場所」「リラックス出来る場所」というイメージです。
《ハード・ソフトの選び方》
それぞれの特徴は以下の通りです。
●ハード:丈夫ですので犬が破壊するということが少ないですね。
移動時の衝撃も軽減しやすく、航空機輸送ではこちらが条件となります。
また、掃除もしやすいので清潔に保つことが出来ます。
●ソフト:軽いので持ち運びに便利。
折りたためるのも容易なので使わない時の保管もかさばらないものが多いですね。
但し、ほとんどの素材が、犬が噛んだり引っ掻いたりすることで破損しやすいのが難点です。
また布製などは汚れたときのお手入れが面倒だったりしますね。
用途に合わせて選ぶのがよいとは思いますが、ハードタイプを基本にするのがベストかと思います。
特に災害時、避難所などでは、ハードの方が安全ですし、入院時も病院ではハードタイプになりますので普段からそのようなものに慣れている方がよいでしょう。
《ワンちゃんが入るのを嫌がらないためには》
「クレート=閉じ込める」というイメージの方が多いようで、強制的に入れてしまうと嫌がってしまいます。
「クレート=犬にとって良い場所」とすることで、抵抗なく居られるようになります。
トレーニングはパピーから行うのが理想なのですが、すでに成犬になっている場合は、最初からトレーニングし直すことをおすすめします。
通常は、最初からクレートに入れるのではなく、クレートを見たらトリーツ、というところから始めていきます。
細かくプランを立てて進めていくことで、確実にクレートに居ることが出来るようになります。
居心地がよければ、扉を開けた状態でも中に居ることが出来るようになるでしょう。
このような方法をトライしたいという場合は、正の強化のトレーナーに相談してみてください。
※当方でもトレーニングは可能です。
我が家のアラナはパピーの頃から成犬時の大きさのクレートに入れて留守番させてました。
車での移動時も必ずクレート、という生活です。
そのおかげで、普段でも気分によって?自らクレートに入っています。
ノーズワークの時などは扉を開けた状態でもキューが出るまでは外に出ないんです。
これは、そう教えたわけではなく、彼女自身が考えてしている行動。
もちろん彼女以外にもこのような子はいます。
が、まだまだクレート苦手という子が多いようです。
犬たちの安全のためにも、クレート大好き!という子が増えるといいなと思います。
最後になりましたが、本年もコラムを参考にしてくださりありがとうございました。