【STARRYペットシッターコラム】2019.7.1
ペットシッターの渡部暢子の日々のつれづれ vol.6
「信頼関係」は、一日にして成らず。
新しい時代が幕開けした頃、10連休の真っ只中、たくさんのかわい子ちゃん達(ワンちゃん、猫ちゃん、インコさん、亀さん・・・)の、お世話をさせていただきました。
ペットシッターをはじめてから、一番多くの件数をご依頼いただきましたので、一ヶ月程前から早起きの練習
(恥ずかしながら普段はギリギリまで寝ているもので・・・)、複数のサプリメントでとにかく体調管理を万全にし、
(安全運転を心がけ(基本、車で移動しています!)、カルテを頭に叩き込み、無事に皆さんのお世話を勤め上げることが出来ました。
オーナー様にはお世話の時間帯など、ご相談にのっていただきとても助かりました。
そして、大変心苦しかったのですが、手一杯な状況の為、お受け出来なかった方々にお詫び申し上げます。
さて、今回のテーマは「信頼関係」について、最近感じていることをお話したいと思います。
基本的にペットシッターはオーナー様がいらっしゃらない状況下で、大切なパートナーのお世話をさせていただくようになります。
当然、信頼関係がなければ「ベストなお世話」は難しくなってきます。
信頼関係とはなんでしょうか。
インターネットで調べてみると、「相互に相手のことを信頼し合っている関係、信頼することができるような関係」などと出てきます。形のない「信頼」というもの、「信頼してください。」とお願いして、簡単に築けるものではなさそうです。
同僚、上司、取引先、友人、家族・・・、人と人の間には、常に「信頼関係」が影響し、そして相手が人ではなく、犬や猫等のペットでも、同じことが言えると思うのです。
唐突ですが、私は野球が好きなので、私が考える「信頼関係」を野球で例えてみます。
例えば、ホームランやヒットを打つ事や、ファインプレイをする事ではなく、「キャッチボール」と似ていると思うのです。
キャッチボールは野球をする上で基本中の基本です。
相手の取りやすいところにボールを投げて、投げられたボールをしっかりとキャッチする。
そんな当たり前の事を、声を掛け合いながら何度も何度も繰り返します。
そのうち相手の癖やペースを感じ取る事も出来るようになったり、逆に慣れから取りこぼしたり、思いもよらない方向へ投げてしまったりもします。「ごめんね!」「大丈夫、次々!」と声を掛け合って、また繰り返していきます。
その積み重ねが、「信頼関係」築いていくことに似ているように思えます。
「信頼関係」を築いていくには、相手を思いやる想像力と、一つ一つ丁寧に投げかけ、
相手からの投げかけに確実に答えていく事(その努力をする事)なのだと感じます。
私はオーナー様やそのパートナーと100%信頼関係を築けています・・・、
そう言えたらいいのですが、どうしても届かないボール、受け止められなかったボールがあるのも事実です。
そんな時はとても落ち込みますし、どうすれば良かったのかと悩むこともありますが
いつだって、振り返ったり、疑問をもつことがより良い関係性を築くために必要だと思っています。