【STARRYペットシッターコラム】2020.7月更新
ペットシッターの渡部暢子の日々のつれづれ vol.13
「ゆずちゃん、ポッポちゃんのお話」
皆さん、こんにちは!
緊急事態宣言が解除され、県外への移動が可能になり少しずつペットシッターのご依頼も増えてきました。
不安な状況は続きますが、コラムを読む少しの間、のんびりとリラックスしてお付合いいただければ嬉しいです。
さて、今回はセキセイインコの「ゆずちゃん」と、コザクラインコの「ポッポちゃん」のお話です。
昨年の3月から度々お世話に伺っている「ゆずちゃん」と「ポッポちゃん」。
はじめはご飯やお水の交換、お部屋のお掃除がメインでしたが、今年からはケージから出して家の中を自由に遊ばせる、「放鳥」に挑戦させていただいています。
はじめに、セキセイインコさんとコザクラインコさんについて、簡単に紹介しますね。
▽セキセイインコ
目属科:オウム目 インコ科 セキセイインコ属原産国:オーストラリア
最もポピュラーな小型のインコさん。野生の体色が黄色と緑色のため、セキセイ(背黄青)という名前がついたそう。
とても多くのカラーが存在します。
おしゃべりがとても得意でコミュニケーションを楽しめる代表的なインコさん
▽コザクラインコ
目属科:オウム目 インコ科 ボタンインコ属ペアが仲良くなることから「ラブバード」と呼ばれているそう。
顔が赤、体は緑、尾羽根は赤や黄色でとても美しいインコさん。
言葉を覚えるのはちょっと苦手のようです。くちばしの力が強く、器用にくちばしでケージを開け、脱走する子も多いとか?!体のわりに声が甲高く大きいのも特徴。
お世話に伺って、初めに驚いたのは、ゆずちゃん、ポッポちゃんのお部屋がとっても広く、一般的なインコ用のケージの倍はある広さでした。
ごはんやおやつ、たっぷりのお水はもちろんの事、自由に移動出来るよう木をはり、
鈴や姿を映す鏡、ゆっくりと休めるベッドがあったりと、オーナー様の愛情を感じる快適なお部屋です。
オーナー様がご自宅にいる時は自由にお部屋から出して、遊ばせているとの事です。
飛ぶ力をつけ、それを維持するためにも「放鳥」は大切なんだそう。
ゆずちゃんは、とてもフレンドリーで、はじめましての時も警戒することなく手や肩に止まってくれました。
鈴や鏡が大好きで、なかなかお部屋に戻らない時は鈴を鳴らしたり、鏡をみせるとすぐに戻ってくれます。
なんと、お口の中を覗くのも大好きなんです!これには驚きました!
常にハッピーでフレンドリーなゆずちゃんも、手で捕まえられる(撫でられる)のは苦手なんだそう。
ポッポちゃんは、甘えん坊さんで頭を撫でてもらっている姿がとっても印象的でした。
(私はまだタイミングをつかめず、上手に撫でられないのですが)
ストレスを感じている時には、大きな声で「キィーキィー」と鳴きます。
スマホが大好きで、差し出すとすぐにとまってくれます。ポッポちゃんはゆずちゃんの事が大好きなんだそう。
愛嬌たっぷりで愛情深い、やはり「ラブバード」ですね。
はじめての放鳥体験、少し緊張しましたが、ゆずちゃんとポッポちゃんが伸び伸びと遊ぶ姿を見ると、こちらも自然にリラックスしていきました。
台所のシンクで水浴びをする姿がなんとも可愛らしかったです。
ゆずちゃんとポッポちゃんが肩にのっている時の、じんわりと暖かくなるような心地の良い緊張感は、それ以外では感じる事が出来ない素敵な感覚なのでした。
1時間ほど遊ばせ、お部屋の電気を消し、「そろそろお部屋に戻る時間だよー」と合図します。(なかなかお部屋に戻らない時は、大好きなスマホや鏡の出番です。)
たっぷりと遊んだ後は、お部屋でゆっくりと過ごします。
今回はオーナー様の計らいで、まずは身の回りのお世話から放鳥と、段階を踏んでお世話をさせていただけた事、また、練習の機会までいただき、とても感謝しています。
「ゆずちゃん」「ポッポちゃん」のお話、いかがでしたか?
専門の病院が少なく、小さな体で温度管理など細やかな気配りが必要と感じましたが、
インコさんとの暮らしに、憧れずにはいられません。
最後に、コラム掲載にご快諾いただいたW様に心より感謝いたします。
また、次回もお楽しみに!