「こけし職人の木工シリーズ」は、
こけしの遠刈田系、弥次郎系などの工人が
白木地の製作でつかうのと同等の道具です。
だって、こけしや、素朴な木のコップなどの実用品。
木の品々を愛する皆さん、自分が作れたらいいなって思いません?
できるんですよ。
お取りひきのある松島の木地職人さんが扱う
木工道具が、職人的な味のある品なので、
皆さまにご紹介しよう! そうだそうだ、になりました。
手仕事品をお届けするStarry、やっちゃいましたねの
ほかのどこにもない、燃えろ「Do it Yourself!」品のご紹介です。
木工ろくろとは
木工ろくろは「こま」や「こけし」などの木地製作に使う機械のことです。
ろくろと聞くと陶芸を思い浮かべる方が多いと思います。
木工ろくろも基本は陶芸のろくろと同じで、木地を回転させ、この木地を細長い刃物で削っていくことで作品を作っていきます。
Starryでおなじみのこけし工人の皆様も、愛用の木工用ろくろで、こけしを削りだしています。
こけしやコップなどの木工がしやすい
たとえば「木工加工をやりたいけど機械は難しそう...」「旋盤を使っているが難しい」と、お考えではありませんか?
木工ろくろでは「旋盤」とも違い、木地の片端だけを固定して加工するため、少しのコツで、簡単にこけしなどの削りだしができます。
「こけし職人の木工シリーズ」は、実際に木地の仕事をする方々の長年の改良が生きる道具。基本のセットでも、こけしからコップまで制作が可能ですよ。
とにかく始めたいときに必要な道具一式を、本職の木地職人が選んでくれました。
ご家庭用電源にカスタマイズした木工ろくろと、やはり特注の刃物などがセットになっています。
- 1 木工ろくろ本体
- 木地を固定し回転させます。工業用の製品を、「伊達な木地屋」の木地職人がカスタマイズ発注し、ご家庭のコンセントで手軽に使える100V/400wです。市販の一般的な木工ろくろに比べとにかく「頑丈」と評判の品です。
- 2 爪(丸爪)
- 回転させる木地を固定させます。初期は、こけしから食器までいろいろな作品への汎用性が高い「丸爪」がついています。もちろん、追求が深まって、より特化した爪を使いたいときには、つけ替えられます。
- 3 カンナ棒押さえウマ
- 木地を削るときに肘をのせて刃物を固定する台。「伊達の木地屋」の製作経験による使いやすい形のものをセットします。(なおなお、Starryでも、工房で愛用のウマを使う伝統工芸士・小笠原さんの手元が見れますよ!→遠刈田系こけしのページ)
- 4 上/カンナ棒・下/バンカキ
- カンナ棒は回転する木地を削る細刃です。セットは基本のカンナ棒です。これはこけし、こま、おわん、コップなど、広い作品に対応できます。(道具の特性上、無理な力を入れると折れることもあります。力の入れすぎにご注意ください)
バンカキは仕上用カンナ。木肌をなめらかにします。この品は、東京の鍛冶屋への特注道具で、おもに遠刈田系、弥次郎系、作並系のこけし工人が使うのと同じものをお届けします。 - おまけ(DVD)
- 非売品の「宮城伝統こけし製作DVD」を、ビギナーズセット、または、木工ろくろをご購入いただいた方にお付けします。木地製作のハウツーものとしてもお役立ていただけます。
伊達な木地屋Co~人 / more information
日本三景松島の、作る・買うが楽しい小さなお店
風光明媚な松島の、「松島さかな市場」のほど近く。
「みちのく伊達政宗歴史館」の敷地内で、ちょっと昔懐かしくて(意外にアクロバティックな)コマなどの、かわいい木の玩具をゲットしたり、絵付け体験でおみやげを作れる伊達独楽職人の小さなお店、それが「伊達な木地屋」さんです。
店主の我妻さんは、「木地屋」の名前の通り、いろいろな木地の製作などを通じて、宮城のこけし工人さんたちとも関わりの深い人です。実は、かつての震災のときに店舗が使えなくなってしまったのですが、今は松島に場所をかえて営業中。そんな事情ですが、顔が広く、お客さまにも根づよいファンの多いお店です。
伊達な木地屋Co~人
木地への絵付け体験は、木の香りの中でのんびり子ども心に還れる癒しの時間。子どもから大人まで大人気です。もし、松島にお越しのときには、ぜひぜひお寄りください。
「伊達な木地屋」サイト:https://kijiya.net/