【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2021.07.26

「多頭飼養について」

梅雨明けから猛暑が続いていますね。熱中症も心配されますので十分お気をつけてくださいね。
暑さ対策など過去のコラムも参考にしていただければと思います。

「夏の水分補給等」について
「夏場のお散歩や外出についての注意点」について

さて最近はひと家族で複数頭の犬を飼養する方が増えてきましたが、そういうのに憧れている、いつかは、という方も多いと伺いましたので、今回は「多頭飼養」について、ちょっと違った視点からお送りしたいと思います。

《多頭飼養のメリットとデメリット》

まずメリットですが、やはり犬同士で遊べること、でしょう。同族同士で遊ぶことはよい刺激になります。それを見ている私たちも楽しいですよね。
次にデメリットですが、頭数分経費が掛かる、お世話も増える、がダントツではと思います。
そして、犬同士の相性などによっては、遊ぶどころか険悪な状態になることも少なくはないので、ずっとその状態で飼養することで犬も人もストレスとなることが考えられます。終生飼養が原則ですが苦痛になりかねないでしょう。


《それぞれの犬への影響》

新しく迎えた子に関しては、それがパピーであれば先住犬と遊びたいと思う子は多いでしょうし、先住犬の真似をすることで基本的な行動を覚えるのが早いというのはよくあるようです。
パピーではなく成犬の場合には自我が出来上がっていますので注意が必要ですね。
先住犬に関しては、その年齢や体調によっては相手がパピーだとうざいと思ったり、逆に面倒見たりと様々です。これは相性によっても変わりますので、よく考えなければいけないところですね。
特に新しい子に対してネガティブな印象を持った場合はお互いの関係を築くもの難しくなる可能性が大きいです。
先住犬にしても新しく迎える子にしても、何かトラウマがあるような場合は相当のケアが必要になるでしょう。
また、何かを護るというのが強い犬の場合は、新しい子を護る、もしくは自分のもの(食べ物やおもちゃ、居場所など)を新しい子に取られないようにガードすることもあるかもしれません。それらは結果として攻撃行動を引き起こす可能性が高いので注意が必要です。
いずれの場合も同性同士だと出やすいといわれているようです。


《迎えたいと思ったら》

私たちは、遊び相手や家族をと思って迎えたとしても、今いる子が必要としていないかもしれません。それから、その子が新しい子を選んでいるわけではなく選んでいるのは私たち。ですから、必ずしも仲良く平和に暮らせるとは限りません。
もしそうなった場合、みなさんならどうされますか?
どちらかを手放す?どちらも一緒に暮らす?
おそらく厳しい選択をしなくてはいけなくなります。そして後者の場合はみんなが辛くなります。
もう1頭家族として迎えたいのであれば、それ相応の覚悟が必要なのです。

今まで我が家には複数頭の犬や他の動物がいて、いつの時もそのどれもが友好な関係でしたが、自分の犬として育てていた先代犬2頭の仲が突然険悪になったことがありました。原因がわかりその後関係は戻ったのですが、例え数週間であってもとても悲しい時間でした。複数頭の犬と暮らすということはそんなことも忘れてしまうくらい毎日が楽しいことではあるけれど、それは解決したから思えることだと感じます。



海外のあるトレーナーは「(複数頭ではなく)1頭をしっかり愛情をかけて育てましょう。」と言っていました。本当に同感です。

そういうことを理解した上で、新しい子を迎えたらきっとすごく楽しくてみんながハッピーになると思いますよ。
私自身もいつかまたもう1頭迎えたいという気持ちがありますが、まずがアラナと向き合うことをたくさんしてくことが第一!そう思っています。





加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(6歳)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
★詳しいご紹介はこちらからご確認いただけます!

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