【STARRYペットアドバイザー 加藤ゆかり先生コラム】2022.2.25

「冬の水分補給対策について」

陽射しが随分春めいて来ました。とはいえ室内は暖房、そして外はかなり空気が乾燥しています。しかしながら気温が低いので、夏場のように水をがぶがぶ飲むということも少ないこの時期、気づいたら脱水症状に、ということもあるようです。命に危険が及ぶことでもありますので、今回は有効な水分補給についてお伝えします。

《水分量だけ気をつければいいわけではない?》

水分補給をしましょう!と聞くと、とにかく量をと思われることは多いでしょう。しかしながら量だけ与えればいいというものではありません。

①どんなものをどのように与えるか
②体内での水分の巡りが滞ってないか

この2つがポイントとなりますので、こちらについてお伝えしていきますね。

①どんなものをどのように与えるか
まず朝起きてすぐに水分を摂れるようにしましょう。朝は体内水分量が少ない=血液ドロドロ状態。ですので水分を補うことで代謝もよくなり、胃腸も動きますから、同時に消化にもよい影響を与えます。
しかしながら、朝一で水を飲む子は少ないので、少量のミルクなどを加えて飲みやすくするといいでしょう。味がつくと飲み切ることが多いので、与えすぎないようにしてくださいね。

食事についてはドライフードの場合、水分量が少ないので、ウエットフードを加える、茹でたお肉などをゆで汁事与えるなどして、食事からも水分を摂れるようにするのがベストです。

またお散歩の際はお水も持参して、休憩時などに飲めるようにしましょう。空気が乾燥しているので意外に喉が渇いているようですよ。




②体内での水分の巡りが滞ってないか
たくさん水分を摂っても巡りが悪いと冷えやむくみになり、体調不良の原因になります。巡りをよくするために以下のようなことがオススメです。

・水分の量に気をつけて与えすぎないようにする。
・体が冷えないようにする。
・適度な運動をする。
・プレイズタッチやマッサージなど手を使った療法で循環をよくする。
などなど。




体を動かすことは体温も上がり、血液体液循環もよくなります。寒いと運動不足にもなりやすいので、外に出られない時には室内で遊ぶなどしましょう。
特にシニアは寝てばかりということも少なくないので、寝たきりの子などはプレイズタッチやマッサージなどで巡りをよくしましょう。


▼こちらも参考に
コラム第34回目「プレイズタッチについて」

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《脱水の見分け方》

パートナーが脱水症状かどうか見分けるポイントを紹介しますね。
①歯茎が乾いている。




②背中の皮を持ち上げて放した時に時間が掛かる。すぐに戻ればOK。




脱水が進むと意識がなくなって非常に危険なので、いち早く動物病院に連れていきましょう。
水分補給については暑い時だけではなく通年必要なので、注意をしながら過ごしましょうね。




加藤ゆかり先生は、パートナーであるオーストラリアン・シェパードの女の子Alana(アラナ)と共に
セミナーやイベントなどで活躍中。
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