とうほく陶芸作家|土のぬくもりを感じるしのぎ模様
小鯖 美保子
宮城県仙台市で制作をしている小鯖 美保子さん。小鯖さんの食器は、土のぬくもりを感じる表情豊かな「しのぎ模様」が印象的。木の実や貝殻から着想を得て、カンナで掘ったり削ったりし、時間をかけてひとつひとつ丁寧に模様付けされています。
バイヤーから
「小鯖さんの陶器との出会い」
2017年4月に仙台市太白区の秋保温泉で開催されたクラフト市「あきうクラフトフェア〜手ん店〜」にいったときに、小鯖 美保子さんの陶器を初めて見ました。そのときは、小鯖さん自身とはお会いしませんでしたが、小鯖さんの陶器はそのクラフト市に出展していた作家の中で一番印象的でした!独自で作家性の強い意匠と、繊細で丁寧な仕上げが強く記憶に残ったのです。STARRYでは個性の強いアイテムを集めていきたいとずっと考えていて、小鯖さんの陶器はその考えに正に合致していました。
数ヶ月後の7月に、夢メッセみやぎというコンベンションセンターでの規模の大きな陶器市「全国やきものフェアinみやぎ」に小鯖さんが出展しているのを知って、これはチャンスだと思って会いにいきました。会場内の「東北の若手陶芸作家たち」というブースにスタッフの一人としていた小鯖さんに声をお掛けし、そこから小鯖さんと当店STARRYとのお取り引きが始まりました。現在(2021年5月)までのSTARRYでの小鯖さんの陶器の人気の大きさを見ると、小鯖さんとお会いできたのは本当によかったと思います!
カラーはホワイト、ブラック、ブルーの3種類。どの色も日常に馴染む優しいカラーです。陶器ならではのすこしざらりとした手触りも魅力。軽いので使いやすいのも嬉しいですね。
普通の日に、特別な日に、思うままに使ったり、飾ったり。手に取っていただいた方の日常にそっと寄り添う器であってほしい。そんな想いから生まれた陶芸品です。
Profile
小鯖 美保子 Kosaba Mihoko
- 岩手県出身
- 2001 東北生活文化大学生活美術学科卒業
- 2001 宮城県内の窯元にて修行
同陶芸教室にて講師として勤務 - 2006 独立 宮城県仙台市内にて作陶開始。
仙台美術研究所陶芸工房講師。
現在も宮城県仙台市で制作をしながら個展、グループ展などで作品発表をしています。
カップ
手作りのためひとつひとつ形や大きさ、色の出方など異なり、手作りならではのあたたかさと味のある風合いが魅力。使っていくうちにどんどん手に馴染んでいくのも嬉しいですね。また、飲み物の色を邪魔しないよう内面は自然な土の色です。
マグカップもストンとした形や丸みを帯びた形、持ち手のついていないころんとした丸カップ、カップ&ソーサーもありどれにするか迷ってしまいそう。お茶の時間が楽しみになりそうなカップたちです。
平皿
シンプルでいてお料理が映えるお皿たち。使いやすいリム皿やスープボウル、三角形など様々な形のお皿たちが揃っています。ついつい集めたくなる可愛さです。
パスタを盛りつけたり、ケーキを乗せたり、取り皿に使ったり。盛り付けるものが違うだけでいろいろな表情を見せてくれますよ。
陶器のお取り扱い
- 作品の性質上、貫入(土と釉薬の収縮率の違いで生じるヒビ模様)が入っています。使い込むうちに増えたり目立つようになってきます。割れたヒビとは異なりますので、風合いとしてお楽しみください。
- 陶器は吸水性が高く、油分や汁気、匂いなどが染み込みやすいため、日常的に器を水にくぐらせてからご使用いただくと染み込み防止になります。洗浄は手洗いをおすすめしています。
- 電子レンジ、蒸し器のご使用は可能ですが、急速な冷却は破損の原因になりますのでお避けください。また、オーブンや直火のご使用はご遠慮ください。