とうほく陶芸作家|やさしいレインボーカラーが目を引く陶磁器
雷窯|ジェームス・オペ
雷窯(いかずちかま)は、宮城県柴田町在住のイギリス人陶芸家ジェームス・オペ(James Oppé)さんの工房です。工房は宮城県柴田町の山林の中にあります。窯の名称は、柴田町の山側にある雷という地名からつけられました。また陶器はつやがあり、口当たりが優しくなっています。
虹をモチーフにしたカラフルで明るい作品が印象的な作品は、「希望」や「平和」の象徴でもある虹から、見る人の心をポジティブにしたいという願いが込められています。
オペさんはイギリスで学校を卒業された後の1982年に来日し、福島や東京に住んだ後、1991年から柴田町に住んでいらっしゃいます。気候がイギリスに近いということがあり、柴田町を選んだそうです。
オペさんはとっても気さくで、お話じょうず。陶器のパステルカラーに込められた思いのように、周りの人を楽しい気持ちにさせてくれます。
Profile
ジェームス・オペ James Oppé
- 中学 イギリスで陶芸を始める
- 1982 来日 目白陶幻倶楽部で学ぶ
- 1983 福島県大堀相馬焼 鈴木幸山に師事
- 1985 チェルシーポトリーとマホーニーポーセリン勤務(イギリス)
- 1987 スタジオ陶夢にて作陶(東京)
- 1991 宮城県柴田町に雷窯を開窯
朝日クラフト展入選、日本現代クラフト展入選、河北工芸展入日本現代工芸展入選、選、他
パステルレインボー
パステルカラーが印象的なオペさんの作品。パステルカラーが目を引きますね。陶器ですが軽くて扱いやすいのも魅力。ランダムに散らばっている水玉がとっても愛らしい陶器になっています
パステルカラーの陶器は見ているだけで元気になれそうですね。幸せを運んできてくれそうな陶器たちです。
ヘリンボーン
重ね塗りされたパステルカラーが美しいヘリンボーン。
ヘリンボーンとは模様の名称のことです。模様が魚の骨に似ていることから「ニシンの骨(Herring bone)」と呼ばれています。
マグカップの持ち手の形など、細部にまでこだわった作品です。使用するだけでなくインテリアとしても楽しめそうです。
ティーセットと同じマグカップで揃えるのもよし、パステルカラーのマグカップと一緒に使うのも素敵ですね。
陶器のお取り扱い
- 陶器は吸水性が高く、汚れが滲みやすいので、ご使用前に目止めをするとより長くお使いいただけます。
- 陶器には貫入(表面の木目状のヒビ模様)やピンホールがあります。陶器によって現れ方に差はありますが、陶器の特徴としてご理解ください。
- 食洗機、電子レンジのご使用は可能ですが、急速な冷却は破損の原因になりますのでお避けください。また、オーブンや直火でのご使用はご遠慮ください。